こんにちは。
設計事務所に勤務しているハルトゥーです。
みなさんマイホームを建てる際、外壁材にも種類があるのを知っていますか?
「選ぶのは色だけではないんです。」
外壁材のなかで特に選ばれているのが「窯業系サイディング」と「金属サイディング」です。
どちらも素晴らしい外壁材ですが、それぞれメンテナンスにかかる費用、デザイン、耐久性能が違います。
「それぞれの違いって何?」「どちらを選べばいいの?」という方に向けそれぞれの違いや特徴を比較していきます。
窯業系サイディングとは
窯業(ようぎょう)系サイディングはセメントや繊維質などを原料とした板状の外壁材です。
製造過程において窯(かま)の中で高熱処理されるため、窯業系という呼び方で分類されています。
現在の住宅では約7割が窯業系サイディングを使っています。
住宅の多くがこの窯業系サイディングになります。
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詳しくはこちら窯業系サイディングとは?【外壁材・特徴】
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金属サイディングとは
金属サイディングとは、アルミニウム合金塗装板や、ガルバリウム鋼板などを使用した金属製のサイディング素材のことです。
腐食や耐久性に強いという特徴がありますが、金属の素材などによって耐久性や強度などに差があります。
主に住宅に使われるものはガルバリウム鋼板が使われている金属サイディングです。
ガルバリウム鋼板の金属サイディングは耐久性に優れ、耐用年数が多いです。
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詳しくはこちら金属サイディングとは?【外壁材・特徴】
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それぞれのメリット・デメリット
窯業系サイディング、金属サイディングそれぞれのメリットとデメリットです。
窯業系サイディングのメリット
- デザインやカラーバリエーションが豊富なので様々な住宅のイメージに合わせやすい。
- コスパが良い、工事費用が安い。
- 耐火性が高い。
窯業系サイディングのデメリット
- 水に弱い、水を吸うと凍害を起こす。
- 10~15年おきに定期的なメンテナンスが必要。
- 重要が重いため、建物の躯体に負荷が掛かりやすい。
- コーキングのメンテナンスも必要。
- 外壁材によっては全て釘打ち施工のものがあり、地震などで釘が抜ける恐れがある。
金属サイディングのメリット
- 表面が金属なので水を吸わない。
- 重量が窯業系サイディングの1/4なので躯体に負荷が少なく耐震性が高い。
- 断熱性がある。
- メンテナンスの周期が長い。
金属サイディングのデメリット
- デザインやカラーバリエーションが少ない
- 窯業系サイディングより価格が高い。
- 金属なので表面に傷が付きやすい。
- 錆びやすい。
窯業系サイディング | 金属サイディング |
メリット
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メリット
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デメリット
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デメリット
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ポイント
大きな違いはデザインの豊富さとメンテナンスの頻度です。
この2つでどちらが自分にとって良いのかを検討するといいでしょう。
主なメーカー
窯業系サイディング | 金属サイディング |
それぞれの費用相場
窯業系サイディング
1㎡あたり…2,000円~4,000円
金属サイディング
1㎡あたり…5,000円~7,000円
壁面が250㎡の場合
窯業系サイディング…50万円~100万円
金属サイディング…125万円~175万円
金属サイディングの方が価格が高い傾向にあります。
また、役物といった外壁材の縁や窓廻りに必要な部材もありますので金属サイディングの方が材消費が高くなります。
まとめ
窯業系サイディングがおすすめな方
- デザインやカラーを選びたい
- 価格を抑えたい
窯業系サイディングの一番の特徴といえばデザインとカラーの豊富さです。
マイホームを凝った外壁にしたい、人とは違うイメージにしたい方は窯業系サイディングがおすすめです。
また、価格を抑えられるのも大きなポイントです。
金属サイディングがおすすめな方
- モダンな家をイメージしている
- メンテナンスの頻度を抑えたい
金属サイディングメリットはメンテナンスの頻度が少なく済むことです。
また、最近はデザインも増えてきていますので、自分のイメージに合ったものがあれば金属サイディングがおすすめです。
いかがでしょうか?
今の住宅のほとんどが窯業系サイディングと金属サイディングから選ばれています。
どちらも素晴らしいサイディングです。
それぞれの特徴や後のメンテナンス、予算を考慮して選ぶと良いでしょう。
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