家の内装や住宅設備の仕様を選ぶのはを選ぶ際はとてもワクワクしますよね。
たくさん種類があるなか、自分の好みやライフスタイルに合ったものを選ぶのはとても楽しいものです。
その中で最も選ぶ種類が多い壁紙(クロス)ですが、
無地のクロスをおすすめする理由を紹介したいと思います。
クロスの材料費を最低限に抑えられる
クロスは貼る前は1m幅のロールになっています。内装屋さんが材料を注文するときはmで注文します。
その使うm数によって材料代が変わってきます。
そしてクロスを貼るときは上から縦に貼っていきますので、
もし大きな柄が入っているクロスは隣のクロスと横の柄を合わせなければならないため、余分な部分は切り取ります。
切り取って短くなった部分は使えませんので廃棄しなければいけません。
(廃棄は産業廃棄物ですので処分費も発生しています。)
柄を合わせるためにクロスを切る事を考えないといけないため、材料のm数は多く頼まなければなりません。
無地に比べ柄入りのクロスは使うクロスのm数が多くなり材料代が高くなります。
ちなみにクロスは主に2種類のグレードに分かれています。
量産クロスと1000番クロスです。
(会社によってはお客さんには標準クロスとオプションクロスと呼んでいる所もあります。)
それぞれの違いは
量産クロス
1000番クロスに比べ値段が安い。柄がついているものが少なく。無地で色も白、ベージュ系統が多い。
1000番クロス
量産クロスに比べ値段は高い。柄や色が豊富。防炎のものがある。
ちなみに柄入りはほとんど値段が高い方の1000番クロスになります。
飽きが来ない
これは何にでもいえますが、柄が入っていると最初は気に入っていても何年か経ってくると飽きてきます。
子供も当然大きくなりますし、自分自身も趣味や嗜好も変わってくるものです。
しかし無地はそこまで飽きが来ないです。
自分でも簡単に補修ができる
もし万が一物をぶつけてクロスが破けたり、はがれたりした場合、無地のクロスであれば簡単に補修ができます。
内装施工用コーキング剤というのがホームセンターなどで売っているので、クロスにあった色のコーキング剤を使うとほとんど目立たなくなります。
(商品名:ジョイントコーク、スーパージョイントなど)
私はよくこれで画びょうやビスの穴を埋めています。
また、入隅部分のクロスとクロスの間は特に隙間が出来やすいです。
そんな時も内装施工用コーキング剤でふさぐととても綺麗になります。
やり方はまっすぐ縦に充填させるだけです。初めての人でも何回かやればコツをつかんできます。
失敗してもすぐに水を絞ったスポンジや濡れタオルで拭けばとれます。
貼り替え時に同じクロス、似たようなクロスが見付けやすい
万が一大きな面積が破けたり、壁に穴をあけてしまった場合は一部分のクロスを貼り替えないといけなくなります。
柄が入ったクロスを貼っていると数年後同じようなクロスを探すのはとても大変です。
なぜならクロスは数年で廃番になったり、品番が変わるからです。
柄がはいっているクロスは同じ柄でないと合わないため、クロス選びにとても悩みます。
もしどうしても柄を合わせるには補修のいらないすべてのクロスも新しい柄に貼り替えてしまう事になります。
しかし、無地のクロスだと似たような柄や色はたくさんあり、よく見ないと分からないくらいまで合わせることができます。
まとめ
いかがだったでしょうか。
無地のクロスは選ぶときは地味で気が乗らない方もいると思いますが、貼ってみると飽きが来ないし補修もしやすいといったメリットがあります。
無地にも種類はたくさんあります。例えば塗り壁調、砂壁調、スタッコ調、石積み調など。
柄入りは防炎も多いですし、お洒落で部屋をとても豪華にみせてくれます。
柄入りは決して選んではダメなことはないです。おしゃれでかっこいいのは確かです。
(私もお客さんに柄入りもたくさん紹介しています。)
今後のメンテナンスや費用のことも十分に意識したうえで選ぶといいと思います。
私の柄入りを使うポイントのおすすめは、壁の一面だけ柄のクロスを貼ることです。
なぜならアクセントになりつつ主張しすぎないからです。
飽きたらそこの一面のみの貼り替えで済みます。
みなさんもぜひ参考にしていただいて、楽しく家づくりをしていきましょう。
そんなところで!
またねっ!