こんにちは。
建築設計事務所のはるサンです。
みなさんマイホームを建てる時に欠かせないのが土地ですよね。
「家を建てたいけど土地ってどうやって探すの?」「まず何をすればいいの?」という方へ土地の探し方をご紹介します。
家を建てる場合の主な流れ
まず初めに好きな土地に家を建てる場合の主な流れをご紹介します。
土地を探す
まずは住みたい地域の土地を見つけます。探し方は色々ありますので後ほご紹介します。
家のプラン、見積りを作る
ハウスメーカー、工務店などでそこの土地に合った家のプランと見積りを作成してもらいます。
(全体の予算次第で建物の仕様を変えてみたり、土地を変える可能性もあります。)
銀行へ融資の仮審査
土地、建物の見積りができたら銀行に行きローンの仮審査をしてもらいます。
土地、建物の契約
プランも決まりローンの仮審査も通ったらいよいよ契約です。
不動産会社やハウスメーカーと契約を交わします。
銀行でローンの申し込み、本審査
土地、建物の契約書、図面など、銀行が求める必要書類をもってローンの申し込み、本審査を行います。
融資実行、土地の引き渡し
無事に銀行の本審査が通ると融資実行です。(正確にはつなぎ融資)
不動産会社や地主さんへの決済、登記などが済み土地が引き渡されます。
またハウスメーカーへも契約時に決めた金額の支払いをします。
工事着工~完成、完了検査
つなぎ融資が済みいよいよ工事スタートです。
途中で中間金などを支払いしながら工事を進めてもらいます。
工事が終わったら検査機関に検査をしてもいらい、検査済証が発行されます。
全て終わったら残りの残金の支払いをし、必要手続きをして引き渡しとなります。(正確には融資実行とはここのタイミング)
引き渡し
土地探しをする前に決めておくこと
住みたいエリアを決めておく
まずは自分が住みたいエリアを決めておきましょう。
交通の便、職場や学校への距離、買い物や病院などへの利便性などを考慮しある程度の範囲に絞っておきましょう。
とても便利な地域は土地の単価も高いことが多いのでその辺も頭に入れておきましょう。
予算を決めておく
出来る限りの予算、資金計画は立てておいた方が良いです。
あらかじめ予算を決めておかないと土地で全体の予算を圧迫してしまい、建物に掛ける予算を無くなってしまいます。
土地の探し方
土地探しをする方法は大きく下記の方法があります。
土地探しの方法
- ネットで検索する
- 不動産会社に行く
- 自分でエリアを回って探してみる
- ハウスメーカー、工務店に行く
- 直談判してみる
ネットで検索する
「○○(住みたい地域) 売地」などで検索すると売地情報が出てきてます。
広さ、値段、場所、現地の写真などの情報が出てきます。
様々な不動産会社の情報をまとめているサイトもあるので便利です。
不動産会社に行く
直接不動産会社に行き予算や希望を直接伝えると希望に見合った物件を探してくれます。
不動産屋だから知っている土地に関する情報や、市場にまだ公開していない売地情報などを教えてくれる事もあります。
また、他の不動産会社で出している売地の仲介もしてくれます。
自分でエリアを回って探してみる
自分の足で住みたいエリアを探索してみるのもおすすめです。
実際に見て歩き、売地の看板を探す事により、その土地の立地条件が確認できます。
「その近辺の雰囲気」「道路の使い勝手」「日当たり」「土地の高低差」など実際に見て感じると家を建てて暮らす際のイメージがしやすいです。
そして、ネットには載っていない売地が見つかる事があります。(実際に私はこれで見つけました)
ハウスメーカー、工務店に行く
土地を探す前にハウスメーカーなどに行き、ある程度の条件を伝えると条件や予算に合った土地をハウスメーカーが探してくれます。
建物への予算、土地への予算をバランスよく調整できるので便利です。
しかし、ハウスメーカーも不動産会社経由かネット情報などを元に探します。
少し時間が掛かったりレアな土地ではなく一般的に市場に出ている土地を提案されることが多いです。
直談判してみる
更地なのに売地になっていない土地はたくさんあります。
どうしてもその土地が良いという方はそこの地主に直談判してみる手もあります。
地主さんの情報を得て売ってくれないか交渉する方法です。
交渉はプロである不動産会社にお願いしてみても良いと思います。
メリットは、自分が気に入った土地に住める事、探す際に売地にこだわらず選択肢の幅が広がる事です。
デメリットは、売ってくれるとは限らない、時間がかかる、価格が相場より高くなる可能性がある事です。
地主さんも「子供や親族のために残してある」「資産として残しておきたい」「別の用途で使う予定がある」「売る気がない」などの理由で残している場合が多いので、それを売ってもらう事は値段も高くなる可能性があります。
また、地主さんは近隣に住んでるとは限らず、遠方に住んでいる場合もありますので連絡と交渉には時間がかかります。
売地には「建築条件付き」「建築条件なし」がある
「売地」の看板が立っているからといってその土地を買ったら自由に家が建てられるとは限りません。
地には「建築条件付き」と「建築条件なし」の2種類がある事を覚えておいてください。
建築条件付きの売地とは
売地には変わりませんが、そこの土地に「条件が付いている」土地の事です。
「指定の建設会社で」「指定の期間内に」家を建てるといった「条件」が付いています。
建設会社が所有していたり、建設会社と繋がりがあるところが所有している土地は建築条件が付いている所が多いです。
土地の価格は相場よりも安めに設定されている場合が多いです。
なぜかというと土地の価格は安くしても、建物で利益を得る事が出来るからです。
建築条件なしの売地とは
上記で紹介したような「条件が付いていない」土地の事です。
建設会社の指定もなく、好きな建設会社、好きなタイミングで家を建てる事が出来ます。
展示場などを見て自分が気に入った会社で建てる場合は建築条件無しの土地になります。
土地の価格は相場と同じくらいに設定されてる場合が多いです。
一番費用がかからない方法
土地を買う際に一番費用が掛からない方法は、自分で土地を見つけ、自分で交渉し、手続きも自分でしてしまう事です。
不動産会社を挟むと売手側と買手側どちらにも必ず仲介手数料が掛かります。
不動産会社をはさまず自分で司法書士にお願いし、売買の手続きをする事で仲介手数料分の費用を抑えることができます。
しかし、これは上記でも紹介したように地主さんへの交渉、司法書士への依頼などかなりの労力とある程度の知識が必要です。
もし知り合いや親族に土地を売っても良いという方がいれば、直接司法書士に相談してみると良いでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
家を建てる際の土地探しの方法、流れを紹介しました。
土地探しはタイミングで大きく変わっていきます。
狙っていた場所が先に売れてしまったり、逆に急に理想の土地が出てきたりします。
自分の思い通りに行かなくて心が折れてしまいそうな時もありますが、それも一つの「縁」です。
土地が理想ではなくても建物をパワーアップすればいいのです。
そして暮らしながら家と共に成長していけばいいのです。
みなさんの家づくりのお役に立てれたら幸いです。
こちらもCHECK
-
新築におすすめの設備、オプション【マイホームで後悔しないために・ランク順】
続きを見る